飲食店に行くとお替り無料サービスをしている所がよくあります。
とんかつ屋ですと ご飯やキャベツ、みそ汁までお替り無料だったりします。
カレー屋ですとご飯やナンのお替り無料と言う店がよくあります。
そういう店に行くと私も良くお替りします。
先日、牛丼の松屋の前を通りがかると、定食ライスお替り無料の看板がデカデカと出ていました。お替り無料の店は、先ほどつらつらと書いた通り 今どき珍しくは無いですよね。
私が気になったのは上の方に ちょっと小さめの文字で書いてある
「店内でお召し上がりの方限定」の文言でした。
お替りは、店内で食べた人しか無料にならない。そんなの当たり前じゃん。そんなの常識じゃん。持ち帰りやテイクアウトで買った人までお替り無料にしてしまったら、永久にお替りできる事になっちゃうじゃん。テイクアウトで昼食に買って食べて、夜にお替りにしに来るなんて事が出来るようなったら、さらには次の日の朝食までお替りされた日には、店の経営は成り立たなくなります。
だから持ち帰りやテイクアウトした人は、お替り無料にならないんだよ。そんなの常識だよ。当たり前だよと 私は思い込んでいました。
でも わざわざ「店内でお召し上がりの方限定」の文言が入れて有るってことは、松屋は以前 持ち帰りやテイクアウトでもお替り無料だったのかもしれません。そして お替りは、店内で食べた人限定だという常識に捉われない方たちもいるのかもしれません。
「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ。」と言う言葉に、昔 衝撃を受けました。写真家 藤原新也の言葉です。インドでは、遺体を犬に食べさせて葬るとのこと。そんな葬り方があるとのこと。人は死んだら 焼場で焼かれてお墓に入るというのが、私の常識でした。その常識を覆す言葉でした。葬られ方にも様々な自由があるんだという事を知りました。
持ち帰りやテイクアウトでもお替りできる自由って、同じくらい壮大で、計り知れない自由だと思いました。お腹が減ったら、テイクアウトした店に行ってお替りすればよい。そんなお店があればいいですよね。
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