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測量詐欺に騙されるな!

測量詐欺に騙されるな!

世の中には測量詐欺と言うのがあるそうです。

詐欺まがいの不動産業者が、山奥などのあきらかに市場価値のない土地を 買い取りたいと 所有者へ投げかけます。 買い取るにあたって、所有者に まずはその土地の測量が必要であるため、測量費を振り込んでほしい旨告げます。測量費が振り込まれた後は、その不動産業者は、結局その不動産を買い取りません。銀行の融資が下りず資金繰りが付かなかった、開発の出来る土地ではなかった等と言い訳をして。測量詐欺とは、そんなカラクリの様です。

測量詐欺対策として思いついたのは、測量費を差し引いた金額を売買価格とする旨を取引条件として提示する事です。その条件を飲まないのであれば、その不動産業者と取引しない事です。

測量詐欺の一端を垣間見る事がありました。地方のいわゆる原野を持っている方で、不動産業者から、その土地買い取りますと手紙や葉書を貰った方はいないでしょうか。

当社の懇意にしている顧客から相談を受けました。関東の都心からほど遠い地区に土地を持っており、その土地を売りたいとの事。とある不動産業者からその土地を坪単価4万から5万円で買いたいとの手紙が来たのがきっかけで当方に売却を打診したとの事。

まずは、その該当する土地がどのあたりにあるのか、あたりを付ける為にグーグルマップに、その地番を打ち込んでみました。グーグルマップで表示されるのは、広大な草っぱらで、その土地がその原っぱのどこにあるか分かりませんでした。ブルーマップと言う地番が表示された特殊な地図が、市町村単位に分冊され市販されています。発行している出版社に問い合わせると、その町のブルーマップは発行されていないとの事。その町のブルーマップの需要がないのでしょう。そんな土地に対して、その不動産業者は、どのような価値を見出したのでしょうか。
インターネットでその業者の電話番号で検索してみると、とある掲示板が検索されました。その掲示板には、その不動産業者がいわゆる測量詐欺の業者である旨の書き込みがいくつもされていました。当方は、その不動産業者に、当方が不動産業者である旨告げて問い合わせて見たところ、要領を得ない回答が返ってきました。

当方の顧客には、顛末を話し、不用意に土地の売却の話に乗らないよう告げておきました。

もし、この様な話があった際は、まずは信頼のおける不動産業者に相談してみるのが良いと思います。

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