不動産売買価格の出し方
自ら持っている不動産を売却するとき、価格はいくらになるのか。
売主としては一番重要なことです。今回は一戸建編です
分譲マンション編は下記リンク参照ください
一戸建てを価格査定する場合は、単純に言えば土地の価格に、建物価格を足した金額が、査定の価格となります。
木造住宅の場合、税務上のことですが、20年ほどで、価値無しとみなされます。
建物が築年数20年以上経過している場合、査定される方によっては、建物の価値はないので、土地の値段だけで価格を出される場合があります。また建物の老朽化がひどい場合には、建物解体費分を価格から差し引いて査定する場合もあります。
しかしながら、もちろんのこと世の中には築年数20年を経過しても、依然として、住まわれている建物も多数あります。
築20年以上経過していても、適宜リフォームや外壁塗装などをされている場合には、建物にも十分価値があります。
新築時の価格から築経過年数により、価値を減額し、リフォーム状況により、増額するのが一般的です。
次に土地の値段です。簡便な方法ですと路線価を利用するのが良いと思います。
「路線価」とは国税庁が、公開しているものです。相続時の財産価格を確定させるために用いるものですが、土地の価格を査定する際の目安としても十分使えます。
その道路に面している土地の1平米あたりの価格が表示されております。
ご参考まで路線価のリンクを貼っておきます。
一度、ご自宅前の路線価を調べられてはいかがでしょうか。
路線価は、相場価格の8割を目安として、価格が設定されます。
逆に言えば路線価を0.8で割り戻してあげると、相場価格の目安が分かります。
路線価が30万円の土地ですと
30万円 ÷ 0.8 =37.5万円
37.5万円がその土地の平米あたりの相場価格の目安となります。
土地の面積が70平米だとすると
70平米 × 37.5万円 =2625万円
土地価格2625万円に建物価格を足したものが、一戸建ての査定価格となります。
つらつら書いてまいりましたが、不動産価格で分からない方は気軽に相談乗りますので、
ご連絡いただければと存じます。
一級建築士、宅地建物取引士がお話しお伺いします。
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